巻物

二日酔いになるのは日本人だけなのか?

人体のミステリー

二日酔いになってしまうのは日本人だけなのでしょうか?

ホーム

二日酔いはアルコールが原因ではありません。

若いうちは無理して飲んで騒いで翌日は二日酔いになる人が多いのではないでしょうか?今、中年や定年を迎えたような人でも二日酔いになった事がある人は多いでしょう。実際に二日酔いになると「もう酒はいらない」とか思うんですけど、それでも飲んでしまうのは若いからかも知れませんね。実は二日酔いになるのは日本人だけという話を聞いた事がないでしょうか?二日酔いについて解説すると、二日酔いは自分のアルコール分解能力を超えてお酒を飲んでしまった時に現れるとされています。



ビールや日本酒、ワインなどのアルコール類を飲むとアルコール脱水酵素によりアセトアルデヒドに分解されます。さらに、アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素により酢酸に分解されて、最終的に水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されます。アルコールの中間代謝物質であるアセトアルデヒドは毒性が強く、これにより引き起こされるのが嘔吐や頭痛、吐き気などです。これらの悪い症状の事を二日酔いと言います。



つまり、学術的には二日酔いを起こすのはアルコールではなく、アセトアルデヒドが原因と言う事になります。ちなみに、お酒が入って騒いでいる時は、気分が高揚しているのに、二日酔いになると気分が滅入ってしまうのが、もちろん気分が悪いなどもありますが、飲んでいる最中にハイになってしまいセロトニンが大量に分泌されたからだとも言われています。セロトニンが不足して、その結果として気分が滅入ってしまうようです。

日本人に下戸が多く白人や黒人がお酒に強い理由

日本人は酒が弱いと言われています。中には、全く酒が飲めないという人すらいるのです。なぜ、お酒が飲めないかと言うとアセトアルデヒドの代謝酵素であるアセトアルデヒド脱水素酵素の働きが弱いからだと言われています。日本人や黄色人種はモンゴロイドに分別されるわけですが、このモンゴロイドの半数がアセトアルデヒド脱水素酵素の働きが生まれつき弱いとされています。つまり、日本人の場合は、遺伝的にお酒に弱い民族だという事です。



日本人の半分がアセトアルデヒド脱水素酵素の働きが鈍い「低活性型」か全く酒が飲めない下戸の失活型になります。その関係で飲みすぎると二日酔いにもなりやすいわけです。これに対して白人や黒人は「活性型」が普通です。つまり、体質的に日本人よりもお酒が飲める事になります。さらに、白人や黒人は二日酔いにもなりにくい特徴があります。尚、生物学的にはアセトアルデヒド脱水素酵素の働きは「活性型」が普通と言われています。遺伝子的に低活性型と失活型は突然変異により生まれるとされているのです。

二日酔い解消法など

二日酔いになってしまった場合に、どうすればいいかですが、人によってはコーヒーを飲むとか水分を大量に摂取するとか色々なやり方があるようです。しかし、日本のスタンダードで考えるとグレープフルーツジュース、柿、しじみの味噌汁などがよいとされています。ウコンなどは宴会が始まる前に飲んだ方がいいという人もいますし、宴会が終わってから飲んだ方がいいという方もいます。



尚、二日酔いには迎え酒がよいという話を聞いた事がないでしょうか?迎え酒についてですが、迎え酒をした時はアルコールで感覚が麻痺するので救われた感じがします。しかし、また時間が経てば苦しむ事になるので本末転倒とも言えるでしょう。迎え酒と言うのは、一時的なものでしかなく二日酔いに苦しんでいる時に行うのはやめた方がよいです。

手裏剣


Copyright (C) 2017 人体のミステリー All Rights Reserved.
巻物の端