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エルサレムはキリスト教とイスラム教とユダヤ教の宗教対立の地

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エルサレムが宗教対立の場所になってしまう原因を解説します

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エルサレムで宗教対立が起きる理由

エルサレムと言うのは、聖地としても有名ですが、宗教対立の場所でもあります。

なぜ、宗教対立の地になってしまうのかを解説します。そもそもエルサレムと言うのは、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地になっています。

それぞれの宗教が聖地エルサレムを管理するのは我々だ!と主張しているわけです。このことから宗教対立が起ってしまいます。しかし、エルサレムがなぜ、こんなにもややこしい地域になってしまったのでしょうか?

3つの宗教が同じ場所を聖地にしてしまうのも問題があるような気がします。しかし、聖地になってしまった今となっては、どうしようもありませんね。

ユダヤ教徒と嘆きの壁

キリスト教よりもイスラム教よりも古い歴史を持つのがユダヤ教です。ユダヤ教がエルサレムを聖地になったのには理由があります。

ユダヤ教には旧約聖書(ユダヤ教徒の律法)があるわけですが、その中にユダヤ人の祖先であるアブラハムが神に信仰心を試される話が出てきます。神はアブラハムに一人息子であるイサクを犠牲にするように命令を下します。自分の息子を殺せと神が命じるわけですから、神様の言っている事は滅茶苦茶なわけで、これにはアブラハムも悩むわけです。

しかし、アブラハムは決断をします。丘の上の岩にイサクを横たわらせて刃物で殺そうとしたのです。殺そうとした瞬間に神が「お前の信仰心は分かった。もう殺さなくてよい」という声が聞こえてきて、これによりイサクは助かりました。

丘の上にはイサクの代わりに生贄として羊を捧げイサクとエイブラハムは丘を降りました。ユダヤ教では、この丘の岩の上を「聖なる岩」として、岩のある場所に神殿を建設します。これによりエルサレムの聖なる岩があった場所がユダヤ教の聖地となるわけです。

しかし、この神殿は紀元前70年にローマ帝国により破壊されてしまいます。これに現在では、神殿の西側の壁のみが残っています。この壁が「嘆きの壁」と呼ばれて現在でもユダヤ教の人々は熱心にお祈りをしているのです。

ムハンマドと聖なる岩

イスラム教徒にとっても「旧約聖書」に出てくる「聖なる岩」は信仰の対象になっています。

天使に連れられてメッカからエルサレムに来たムハンマドですが、「聖なる岩」の上に手をついて、そこから天に上がったともされています。もちろん、天に上がったと言っても死んだわけではありません。

七層からなる天に上がっていったムハンマドはかつて神の声を聞いた預言者達(アブラハム、アダム、モーゼ、イエス)に会い、再びエルサレムの聖なる岩の場所に戻ってきたとされています。

ただし、アダム、アブラハム、モーゼ、イエスらとどのような会話をしたのかは分かっていません。その時に、今の宗教対立が起きないような策とか張り巡らしてくれたらよかったのにな〜。と思うのは私だけでしょうか?話を戻しますが、その後、ムハンマドは再びエルサレムを離れメッカに戻ります。

しかし、この聖なる岩は、その後、イスラム教徒によって丸い屋根で覆われ、さらに屋根には金箔が貼られます。

その後「岩のドーム」と呼ばれるようになりイスラム教徒の信仰の対象になるわけです。

イエスキリストと聖墳墓教会

エルサレムはキリスト教徒にとっても聖なる地とされています。

何故なら、イエス・キリストが十字架にかけられた場所でもあるからです。

イエス・キリストはベツレヘムと言う場所で生まれるわけですが、パレスチナ地域の各地で布教を始めます。しかし、イエス・キリストの事を快く思っていない輩がいて、イエス・キリストはエルサレムで捕らえられてしまいます。

捕らえられたイエスが十字架にかけられた場所が「ゴルゴダの丘」です。このゴルゴダの丘とされる場所に建設されたのが聖墳墓教会です。イエス・キリストの聖なるお墓があった場所という意味です。

このことからキリスト教徒にとってもエルサレムは聖地と言う事になりました。。

エルサレムと旧市街

先にお話ししたように、エルサレムはユダヤ教・イスラム教・キリスト教の3つの宗教の聖地となっています。さらに、3つの宗教の聖地はエルサレムの旧市街にあります。

エルサレムの旧市街は城壁に囲まれていて約1キロ四方の都市です。東京ドーム1個分くらいなので、それほど広い地区ではありません。

しかし、ここにユダヤ教の「嘆きの壁」イスラム教の「岩のドーム」、キリスト教の「聖墳墓教会」があるわけです。よって、エルサレムの旧市街を誰が管理するのかで揉めてしまうわけです。

一つの地域に3つの宗教の聖地がある事から宗教対立の火種にもなってしまうわけです。これを考えると、神が人間に与えた試練のようにも感じずにはいられません。

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